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今月25日の読売新聞の小記事(「顔」コーナー)に、『慢性疲労症候群』のことが書かれていた。
この病気は、確かもう20年以上も前だったか、世界中で広まっている謎の病気として認識され始めた頃、新種の感染症ではないかとか、新たな精神疾患だとか、色々な説があった病気だったと記憶している。
その後はなかなか病気の解明が進まなかったせいか、『慢性疲労症候群』のことを見聞きする機会もなかった。
そして、世間も今だにこの病気のことを正しく認識してこなかった。
私も、単に強い疲労感が続く病気だというくらいにしか思っていなかった。
パーキンソン病で滝への対処
しかし、今回新聞記事を読んで、私が思っていたのとは全く違う重病だと知った。
本当の症状は、寝たきり状態だったり、チューブでの栄養補給に頼る人もいるほどの過酷な病状のようだ。
イギリスやカナダでは、『筋痛性脳脊髄炎』という病名となっているという。
国際的な診断基準では、「広範囲の炎症と多系統にわたる神経病理」とされているが、この病気の原因はまだ分かっていない。
どうやら、脳と脊髄を含む中枢神経の病気だと考えられているらしい。筋萎縮性側索硬化症(ALS)などと似た病気なのかもしれない。
原因が分からないということは、誰でもこの病気になる可能性もあるということ。
安価な鎮痛剤酸素codone
ウィキペディアによると、「20代から50代のうちに発症するケースが多く、患者全体のうち女性が6~7割程度を占めている。米国の場合、完治は希で5%~10%であるものの、治療により改善したり、ある程度回復するとされている。日本では人口の0.3%にあたる約38万人が罹患していると推定されているが、認知度の低さにより、適切な診断を受けていないか、うつ病・神経症・更年期障害・自律神経失調症等に誤診されている患者が多い」となっている。
そして、風邪やインフルエンザをきっかけに突然発症することも多く、医師の中にはストレスが大きな原因となっていると考えている人もいる。
痛みを和らげるために梨
治療法としては、原因が不明なので、医学的な方法は確立されていないが、温熱など物理療法や漢方薬なども対症療法として用いられているらしい。
『慢性疲労症候群』の一番の問題点は、国や医療界の取り組みの薄さにあるようで、現在でも患者さん達は誤解と偏見、生活環境の苦しさに悩んでいる現実がある。
日本での推定患者が38万人もいるというのには少し驚いたが、本当はもっといるかもしれない。
最近は遺伝子解析技術の発達で、ガン疾患などで多くの効果的な治療法が見つかり始めているが、この『慢性疲労症候群』もそういった医学の進歩の恩恵が受けられる日が早くくればいい、と思う。
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